大学生の就活は面接が重要になってきます。当然ながら適当に面接をしておけばどこかが内定をくれるということはありません。しっかりと対策を講じて面接に臨むことが就活では大事なポイントです。面接をしたけど特に印象がなかった学生と、面接で何かしら印象に残った学生では後者のほうが覚えてもらえるので選考時に圧倒的に有利になります。
今回は大学生の就活で知っておきたい面接対策をご紹介します。
好印象を残して覚えてもらうには自己PRは全ての話の軸にする
まずは就活に際して自己PRを考えると思いますが、この自己PRの内容が志望理由や過去のエピソードなどを話す際の軸とならなければいけません。好印象を残して覚えてもらうには「自己PRの軸」を作ることがポイントです。
例えば自己PRで「負けず嫌いである」と言ったのに、他のところで「皆と助け合って何かを進めるのが好き」などと全く違うキャラクターをアピールしては、その人がどんな人間かが掴みづらくなってしまいます。話していることの信憑性も下がってしまいますし、何よりどんな人かが掴めなければ企業側に覚えてもらえることは決してありません。
自己PRでアピールポイントを一つのキャラクターに絞り、それを軸にして他の話も組み立てましょう。決して欲張ってはいけません。選考を見ていた全ての人が「あの人はこんな人」と共有できるシンプルな自分像を提示するようにしましょう。
具体的なエピソードとそこで感じたことを話す
自己PRに関しても、志望動機に関しても、自分がそう思うきっかけとなった具体的なエピソードを交えましょう。ただの説明ではなく、ストーリーのある話をするのです。その中で、その場面で自分がどう思ったか、そしてどう動いたかをしっかり話します。
ストーリー性のある話は人の心により印象を残しますし、情景がイメージできる話であれば、あなたがどういう人かがより伝わりやすくなります。相手に話の情景が思い浮かべられるくらい具体的な内容を話しましょう。
面接官と会話のある面接にする
企業に印象に残して貰うためにもうひとつ大事なのが、面接官としっかり会話をすることです。誰でもそうだと思いますが、一方的に話を聞いた人より、お互いで会話をした人のほうが印象に残るはずです。
ですので、決して一方的にマシンガンのように話さないようにしましょう。ある程度相手が質問できる遊びがあるように、話は大事なポイントだけを簡潔に話すようにし、詳細などもっと深入りして質問できる「遊び」を用意しておくようにしましょう。また、話の間に少し間を空けて相手が入ってこられるスペースも作るようにします。
以上が、大学生の就活の際に心掛けておくことです。何よりも企業に覚えてもらうことが一番大事です。企業は短い期間で多くの学生を見ており、全ての学生を覚えるのは困難です。その相手の状況を理解し、その中で自分を頭に残してもらうよう工夫していきましょう。