就活バイブル
内定した後考えるべきこと
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Tokuhyo (7) Megane (7050)
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◎手続きなどの形式面

■内定取得後のマナー

・内定承諾書について
「内定承諾書」(内定誓約書)とは、書面で内定を承諾することを確認するものです。企業側は、学生に内定を出しても実際は本当に入社してくれるかどうかわかりません。そこで本人が内定をどう捉えているかどうかを判断するために、書面で誓約を交わし、捺印させたうえで内定を出すという手続きを踏んでいるのです。手続きを踏ませることによって、学生の精神的な拘束力を強めるという意味がありますが、基本的に法的な拘束力はありません。ですので、印を捺しても辞退することはできます。しかし、企業側はたくさんの労力と時間をかけ、綿密に練った計画に沿って内定を出しています。内定承諾書を提出した後の内定辞退は、企業側に大きな迷惑をかけるということは必ず意識しておきましょう。
内定承諾書は、採用する側とされる側の信頼関係で成り立つものです。法的拘束力がないとはいえ、軽視していいというわけではありません。いいかげんな対応をすれば、大学の就職かや後輩の信頼をも損なってしまうことになります。承諾書提出後にどうしても辞退せざるを得ない事情ができた場合には、心からお詫びをし、誠実に対応するように心掛けましょう。


・お礼について
役員面接や社長面接でお世話になった場合、またはその企業とご縁があって内定をいただいた場合には、ぜひお礼のメールを送りましょう。面接等に備えての準備はみなさんとても熱心に行いますが、意外とアフターフォローを疎かにする学生さんが多いです。よって、お礼のメールをしてきちっと締めることによって、人事担当の方にも想いが届くことでしょう。
メールを送るタイミングは、なるべく当日に送ることが好ましいです。早ければ早いほど担当者の記憶が残っているため、翌日には送信するようにしましょう。また、メールの内容については、選考でお世話になったお礼や内定をいただいたお礼を伝えましょう。難しく考えず、簡潔な文章でかまいませんので自分の気持ちを率直に伝えましょう。


・学校推薦の場合
学校推薦を受けて内定を得ておきながら、それを辞退した場合、それは学生とその企業だけの問題にとどまりません。推薦をした大学も巻き込んだトラブルに発展することもあり、ときには来年以降、その企業への学校推薦がなくなり、後輩たちの就職の道を潰してしまうこともありえます。学校が承諾書を書かせるのは、軽い気持ちで学校推薦を受けてはならないという戒めの意味合いが強いと考えられます。学校推薦というものは、大きな責任が発生するものであるということを覚えておいてください。


・内定取消について
企業側の都合で内定取り消しになる理由として、企業の「業績の著しい悪化」や「倒産」などがあります。しかし、内定から入社までの短い間で採用を取り消さなくてはならないほど経営状態が悪化することはほとんど考えられません。もし経営状況が著しく悪化したとしても、それを予知できなかった企業側に責任があります。それでも一方的な内定取り消しが発生した場合には、労働基準法20条の解雇予告の規定が適用されますので、然るべき対処をするようにしましょう。その企業が信頼できるところであれば、内定は一つだけで十分です。内定取り消しになることは(学生側に、経歴詐称や面接における重大なうそがあった場合を除いて)めったにありません。


■内定後の役員・社長面談
企業側は選考を終えたうえで内定を出したのですから、取り消しになるようなことは普通は考えられません。最終的な入社の意思確認のようなものですから、自然体で臨むようにすればよいでしょう。


■内定者懇親会
内定を取得後に開かれる、内定者のための懇親会のことを「内定者懇親会」といいます。これは、内定者どうしの親睦を深めるための打ち上げのようなものと学生側はとらえがちです。しかし、企業側がこの懇親会を開くのは、多くの内定者に入社してもらうためでもあります。多くの手間とお金をかけてまで自社に合う優秀な学生を選んだのですから、なるべく多くの学生が入社してほしいと企業側は考えています。懇親会は、自分が入社することになった企業が、本当に自分の思い描いていた理想とギャップがないかを判断する良い場です。OB訪問や選考を通して知った企業の話が実際のところどうなのか、会社の価値観や文化が自分に合っているのか、研修や対応は充実しているかなど、不安や疑問に思っていることはどんどん聞いてみましょう。企業の内側から見た企業の本当の姿がわかり、入社後の自分の姿を思い描くための良い材料となるでしょう。


■企業についてもっと知る
OB・OG訪問で先輩の生の声を聞く、会社の社風などを知ることは、就活において最も重要なことです。入社してみたらイメージしていた仕事とまったく違っていたなんてことのないよう、ぜひとももう一度OB・OG訪問に行きましょう。企業に大学の先輩がいない場合は、他大学の友だちに頼んでみましょう。場合によっては、企業の人事担当者の方に相談すると、先輩社員を紹介してもらえることもあるようです。OB・OG訪問も受身の姿勢で行くのではなく、きちんと質問を用意して行きましょう。面接の場ではちょっと聞きにくい、福利厚生、勤務時間などの具体的な話をはじめ、先輩が「仕事をしていてよかった」と思った体験談や、自分がやりたい仕事や興味を持っている部署のこと、さらには同業他社との比較なども聞いておくと、会社理解や業界理解が深まるはずです。なお訪問後は1週間以内にお礼状を書きましょう。





◎考え方などの本質面

■これから採用を受ける企業に対して
いずれかのタイミングで内定をいただくと、就活に弾みがつきますが、モチベーションがぐっとあがる一方で、気をつけなければならないことがあります。既に内定をもらっているのに就活を続ける理由をきちんと説明できるよう、自分の考えをまとめておくことです。よく面接等で就活の状況や内定の有無を聞かれることがあると思います。そういった場合、自分の内定状況をあやふやに答えてしまうと、面接官が評価できない場合もあります。内定を得たことはたしかに保険にもなり得ますが、そのせいで他の就活に支障をきたさないように気をつけましょう。


■内定後の企業に対して
・感謝と誠意を常に持つ
まずは、ご縁があり内定をいただけたことに感謝しましょう。たとえ内定を辞退することになった場合でも、礼儀を尽くした丁寧な対応をすることを心がけなければなりません。なぜなら、就職後に辞退した企業と取引等の関係が生じる場合があるからです。将来またご縁があるかもしれないということを意識して誠意をもって対応しましょう。今まさに辞退しようとしている企業は、将来のお客様になるかもしれないという一歩先を考え、「今後ともよろしくお願いいたします」という誠意をお伝えしましょう。

・当事者として企業のことをより理解する
内定を得て選択肢が増えることによって、自分の選択に自信をに自信を失い、揺らいでしまうということがあります。こうなりやすい人を分類すると、大まかに2つに分けることができます。
まず1つ目は、幸運にも早い時期に希望の企業に内定をもらい、なんの疑問も持たずにリクルートスーツを脱いでしまい、後になって「他に可能性があったのでは?」と自問自答してしまうパターンです。
2つ目は「とにかくどこかに内定が欲しい」との焦りから、手当たり次第に入社試験を受けるという、内定を取ることが目的となってしまったパターンです。いったんは自分なりに納得して内定を受けましたが、その後に自らが下した選択が誤っていたのではと決断が揺らいでしまいす。明確に第一志望を持たなかったため、ある意味成り行きで決めてしまったパターンです。
就職協定廃止以降、内定が出る時期は年々早まっています。この悩みの原因の一つは、就職活動時期の早期化にあると考えることができます。内定した後でも悩む時間はたっぷりありますが、そもそも早い時期から活動を強いられることで、企業研究を十分にしないまま選考試験を受けてしまっているせいもあります。内定前には気分が高揚して見えていなかったことも、いざ内定してみると冷静な目で客観的に企業を見ることができ、結果、迷いが生じてしまうこともあるでしょう。そうならないためにも、内定先企業のことをもっと時間をかけてよく研究し、理解しておく必要があります。


■内定に対して
就活の成果として考える。上手に使えばプラス評価にも。
企業から内定をいただけたということは、あなたの就活というプロセスが評価された結果であり、大きな自信につながります。他社の選考においても、内定を持っているということは優秀な学生であると判断されることもあります。上手な人は内定を用いてさらなる内定を獲得し、可能性を広げていくことができます。その一方で注意していただきたいのは、内定をいただくことが目的になってしまうことです。とりあえず内定を取るという考えは、今考えるべきことを将来に先送りしてしまっているとも捉えられます。内定を得ることができたあなたには追い風が吹いています。追い風に吹かれて軸がぶれないように気をつけましょう。


■家族・両親の想い
もっとも身近な社会人の大先輩である、ご両親の意見を参考にしよう。
あなたが希望する企業から内定をいただいた場合でも、ご両親があなたに望む就職先とその企業が必ず一致するとは限りません。あなたの就職は、ご家族をはじめとするみなさんに祝福されるべきものです。なるべくなら進路についての衝突は少ないほうがよいでしょう。あなた自身も含めて、みなさんにとって幸せな就職となるように、なるべく多くの人に相談してみましょう。特に、あなたのことを誰よりも理解し、もっとも身近な社会人の大先輩でもあるご両親の意見を聞いてみましょう。
また、内定を複数いただき、ひとつに絞るのが難しい場合も同様に相談してみましょう。新たな観点からアドバイスをいただくことができるかもしれません。

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